エルシーワは環境監査を行う水質分析の専門家が、汚染された水を無害化するメカニズムを応用した口腔美容ブランドです。砂漠の過酷な環境で育ち、強い生命力をもつ植物「乳香」の作用によって口内を酸化と渇きから守る「ディープクレンジング」と、特級のツバメの巣「官燕」の濃密なうるおいによる「保湿」の2 ステップのオーラルケアが特徴です。

ギリシャ最古の哲学者タレスは万物の根源を「水」、存在する全てのものが水から生成し、それへと消滅していくもの、つまり世界は水からなり、そして水に還るという説を唱えました。それまではギリシャ神話的説明だった世界の起源をはじめて合理的説明を試みた人物です。その精神を継承し、水は地球上で最も重要な資源という考えから ELSĪWAH は誕生しました。

ELSĪWAH（エルシーワ）というブランド名はリビアに近いエジプトに紀元前10世紀から記録される、シーワオアシスに由来しています。そこにはアメン神殿がそびえ立ち、一帯には樹々や草花が咲き乱れ、紀元前4世紀アレクサンドロス大王がエジプトを征服した際には、このアメンの聖地で神の子「ファラオ」として神託を受けたとされています。儀式には黄金より高価な「乳香」が贅沢に焚かれ、神聖な薫りが大王をより一層、神々しく、鮮明に人々に印象づけたと言われています。

オアシスの泉から乳香樹が力強く生え、枝の先には果実を付ける。周りにはさまざまな生き物が共存し「水と生命」そして、「繁栄」を表現しています。中国で縁起が良いとされる「双喜鳥」二羽の燕がシルクロードを通って東洋に伝来した乳香樹の枝を咥えて吉祥を運ぶ姿は、まさに西洋と東洋の融合。言い換えれば、西洋と東洋の象徴と記憶、その個性と景観の融合といえます。

15世紀イタリアのフィレンツェで開花したルネサンス文化は、古代ギリシャ哲学者たちの古典を研究し、中世ローマカトリックの支配的な世界観から人間を開放し、神に代わって人間を学問の中心にすえて、人間の生きる道を探求する「人文主義」が基礎となって誕生しました。ELSĪWAHのブランド使命は、物事の本質をとらえ「視覚、知恵、合理的根拠の結合と相互作用を強化する事」にあると考えます。ELSĪWAHに触れたみなさまが、美と真実を探求し続け、かつてアレクサンドロス大王が東方遠征をしたように、現代の地球を旅し好奇心と驚きで世界を開く、新たな「文明、美、プレシャス」を探索する旅路へお連れします。

母体である二葉貿易株式会社は1994年に設立。石油化学工業施設や発電所から大気、水、土壌に排出される有毒物質を測定、無害化してから自然に放出する環境監査、分析分野を専門として発足致しました。以来、中近東、北アフリカ、旧ソ連圏、東南アジアなど世界中のエネルギープロジェクトに携わってまいりました。水質分析の専門知識を活かして殺菌剤を含まず、排出後も水に還る、環境に負担をかけない製品を開発し、あらゆる生物が共存できる持続的な社会を目指します。