Tales of the Arabian Nights No.9 「満漢全席」 清の乾隆帝が開いた究極の饗宴

Tales of the Arabian Nightsでは、乳香やツバメの巣にまつわるヒストリー、カルチャー、ウェルネスなど、ちょっとしたエピソードをアラビアンナイトのように物語っていきます。 

満漢全席とは、清朝最盛期の皇帝・乾隆帝が満洲族と漢族の食文化を融合させ

“食で天下を治める”という思想を体現した宴です

広大な領土の東西南北から集められた*官燕やフカヒレ、熊の手など、空・海・陸の珍味

108品以上が薬膳や秘伝の技法で調理され3日間にわたって供されました

一皿ごとに「権力・文化・富」を誇示し、その席に招かれること自体が非常に名誉とされ、皇帝に認められた証

満漢全席とは清朝の世界観を“味”で体感させる外交儀礼の舞台であり時間をかけて、

丁寧に演出された一大政治戦略だったのです

 

*官燕とはELSīWAH口腔美容セラムにも使われている

皇帝に献上される天然無漂白の特級ツバメの巣

Back to blog