Tales of the Arabian Nights No.8 「乳香〜媚薬として」

4000年以上前から取引され、世界で最も古い交易品の一つとされる「乳香」には長い歴史と浪漫があります。Tales of the Arabian Nightsでは、乳香にまつわるヒストリー、カルチャー、ウェルネスなど、ちょっとしたエピソードをアラビアンナイトのように物語っていきます。 

乳香は、古代エジプト、ギリシア、ローマ帝国にかけても非常に高価な香料として珍重され、王のみが使用できたものでした。媚薬としての乳香の歴史は古代エジプトに遡り、クレオパトラが乳香の香りでカエサルを一瞬で虜にしたという逸話が残されています。

乳香は焚いて香りを楽しむだけでなく、口に含むことで甘くスパイシーな甘美な香りが官能的で魅惑的な雰囲気を作り出し、深い感情や欲望を呼び起こす力を持つと信じられています。オスマン帝国時代には、ハーレム(後宮)の女性たちはスルタン(オスマンの皇帝)の寵愛を得るために乳香を焚いて身を香り付けしたり、乳香と砂糖を混ぜたものを口臭消しとして日常的に使用していました。皇帝に見染められた女性は妃となり、影で国の政治にも影響を与えました。

この香りが歴史を動かしたとも言われています。

さらに、乳香には精神を安定させ、ストレスや不安を和らげ、自信を引き出す力があると信じられており、その神聖で魅惑的な香りは、古代から現代に至るまで多くの人々を虜にしてきました。

エルシーワの乳香は最高級オマーン王国産のRoyal Hojariを贅沢に使用

乳香の神々しい香りに癒される、はじめての口腔美容体験を

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