Tales of the Arabian Nights No.7「すべての花が恥ずかしいと思うほどの美しさー楊貴妃の物語ー」

8世紀初頭、唐の時代に第7代皇帝として即位した玄宗。彼の治世は「開元盛世」として知られ、これまで見られなかった繁栄と権力が唐朝の中国にもたらされました。外交政策にも積極的でシルクロードを通じた交易が盛んに行われ、国力と共に文化、芸術が発展を極めました。

そんな時代に生きた絶世の美女、玄宗皇帝の寵姫・楊貴妃。流れる雲のような髪、すべての花が恥ずかしいと思ってしまうほどの美しい顔立ちだったと言われています。玄宗は初対面から楊貴妃に魅了され、そばを離れることができなくなりました。745年、楊貴妃は宮廷の妃としては最高位である「貴妃」の称号を授かります。

楊貴妃の日々の生活は、想像を絶する華やかさで満たされるようになりました。玄宗に慈しまれ、煌びやかな世界の中で、光沢のある絹を身にまとい宝石で身を飾る生活を送っていました。国中から珍しい物を集めさせ、南の広東からライチを一晩で都のある長安に届けさせた話も残っています。

中でも特に、永遠の美貌を手に入れるためツバメの巣を好んで食べたと伝えられます。産卵期のアナツバメの唾液から作られ、皇帝に献上される金絲の特級品は「官燕」と呼ばれます。中国では長い間、皇帝や貴族に美容や滋養に重宝されてきました。

そんな玄宗と楊貴妃は、贅沢な晩餐と秀逸な楽曲や踊りを楽しんでいる間に、国の政治が疎かになり、混乱の中、唐は徐々に衰退へと向かうこととなります。やがて楊貴妃は『傾国の美女』と呼ばれるようになりました。

つづきはまた....

皇帝に献上される金絲の特級品は「官燕」と呼ばれます。

ELSĪWAHの口腔美容セラムは東南アジアの洞窟で採れる、天然無漂白の 「官燕」を使用。美容成分シアル酸が豊富に含まれ、濃密な潤いでドライマウスを予防します。中国では唐の時代から疲労回復、免疫を高める効果にも重宝されてきました。

 

 

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